がが街diary

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語彙力2万でバニボの感想

周りに語彙力テスト2万代の人がいなくて軽く動揺しました。みんな頭いいなあ。

そんなわけで"夏休みにしか読書しなかった小学生"が書く感想文です。

 

8月20日がバニラの日ということを知らずして監督、脚本家のトークショー付先行上映会に行ってきました。

映画は一言でいえば深夜の地上波で見るような映画、"要潤とか船越英一郎とか出るようなこんな映画いつやってたんだろう〜"という感じ。ユルい。

ただ全米が泣くような映画を誰も期待して観に来たわけではないと思うので丁度良い湯加減でした。

 

冒頭、ジェシーのナレーションがなかなかB級感を爆発していてこの映画の良い土台になってる。B級映画だから何があっても許せよ!感。でもそれでいいです。B級映画を楽しみにしてきた自分には期待通り。

要所要所にあるくだらない(褒め言葉)小ネタも3人ともちゃんとついていってるし違和感ない。でも自分のツボには微妙に合わない!でもいいんです。B級映画を観に来てるから!!

上映後のトークで監督が張った伏線を回収できないような映画にはしたくなかったと言ってましたが確かにもやっとするシーンもなかった。ラストはまた何かありそうだけど…。

 

そしてこの映画で一番いいたいこと。

北斗くんかわいいんだ〜〜〜〜〜〜〜!!

林くん(役名)は天才です。嫌な予感も一番に察知する勘の良さ。なんかよく分からないスコープが見える。アルコールに弱い用務員さんに毎日何かしらのアルコールを摂取させて観察する。ストップウォッチとメモを手に。用務員さんを見つけるととりあえずストップウォッチを構える。

変態だ……(褒め言葉)

天才ゆえの変態。

ただ林くんは裏の変態であって、主体はジェシー演じる和毅のピュアさ溢れる変態です。恋に落ちてから一途にずっと竹富ちゃんを想い続けます。時にはサーフボードを持ちウェットスーツを着たまま商店街で竹富ちゃんを尾行します。ケータイの写真に向かってキスを迫ります。健全な変態。

(ちなみに彼らに憧れる脇の女子高生たちも心地よい変態です。)

ここまで変態が揃ったら松永(樹)も変態でいいと思うのですが、彼はただの凄いヤツです。涼しい顔して人の3倍(無駄に)駅伝を走ります。松永が一番輝いてたシーンはパスタラップです。当社比。

"パスタラップ"というのは駅伝のトレーニングシーンで効果的に挟まれたお遊びタイムのことで、もちろんラップシーンはみんなかわいいです。北斗くんかわいいです。

北斗と樹に関してはサービスカット(残念ながらポロリではない)もあってアイドルをうまいこと活用してくれてる。一瞬だけど。

トリプル主演といいつつも主役はジェシーなので見所はいちばんあります。購買でパスタをてんこ盛りに買って食べたり、キスされて白目剥いて倒れたり。(日のあるうちのシーンですが夜に撮ったらしい)

 

 

上映後に行われたトークショーは監督の根本さんが持ちネタみたいな話をたくさん話してくれて、脚本家の保木本さんはアンタッチャブル柴田にそっくりな声で監督に突っ込んでました。素人漫才かよ!(芸人ではない)でもやっぱり公開前だし話せないこと多いんだろうな…って思いつつ。

 

ロケはたくさん天候に左右されたと監督が言ってた通り、時々背景などでここだな…ってシーンがありました。大変だったんだな…。

構想はもともとあって、出演がジェシーたちに決まってからは半年ほどで脚本を書いたと。根本監督は最初ハワイロケと言われて監督をオッケーしたと冗談ぽく言ってました。蓋を開けたらハワイが中止になり、せっかくなら沖縄いこう!といってロケが決まったみたい。

 

あと監督が質問を受け付けてくれたので覚えてる範囲で少し…。

(細かい部分はツイッターで検索したほうが確かです)

 

パスタラップはどのような経緯で作られたか?

ただパスタを食べるシーンと駅伝の練習をモンタージュ*1するだけだとつまらないから他スタッフの提案もあってラップにした。ただここ一年の監督作品で、すでに二作品にラップを使った演出をしているので使うのは迷った。曲は別に作ってもらってその場で3人に歌ってもらった。ということでした。

 

3人のクランクアップは?

エンドロールの映像を撮ったときが最後で本編のクランクアップは小西くんと美山加恋ちゃんが良い雰囲気になる駅伝のシーンだと答えてくれてました。

 

続編がありそうな終わり方

ヒットすればあるかもしれないし作りたい。そのときはSixTONESの6人も出してあげたいし、なんとなく考えてある。本編も本当は2時間20分ほどあり、なんとか縮めて2時間13分ほどになった完全版もある。その未公開のシーンはパンフレットに載ってる。めくったら分かる。とのことです。

*1:映画・写真で、いろいろの断片を組み合わせて、一つの場面・写真を構成すること。そうして作ったもの。らしいです